アルカリ電解水でカーペット掃除|汚れ別の使い方

「カーペットの汚れが気になるけど、どうやって掃除すればいいの?」 「掃除機だけでは落としきれない汚れをキレイにしたい」

リビングや寝室に敷いているカーペットには、目に見えない汚れが日々蓄積しています。 髪の毛やホコリだけでなく、皮脂や汗、食べこぼし、ペットの汚れなど、掃除機だけでは取り除けない汚れがたくさんあるのです。

そんなカーペット掃除に効果的なのが、アルカリ電解水です。 強力な洗浄力を持ちながら、成分のほとんどが水でできているため、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使えます。

この記事では、アルカリ電解水を使ったカーペット掃除の具体的な方法を、汚れ別に詳しく解説します。 使えない素材や注意点、重曹・セスキとの使い分けについても紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

カーペットにつく汚れとアルカリ電解水の効果

まずは、カーペットにどのような汚れが蓄積しているのかを理解しましょう。 汚れの種類を知ることで、アルカリ電解水の効果を最大限に活かすことができます。

カーペットに蓄積する汚れの種類

カーペットには色柄があるため分かりにくいですが、さまざまな種類の汚れが蓄積しています。 リビングに敷いているカーペットの上で長時間過ごしている方は、知らず知らずのうちに汚れをため込んでいるかもしれません。

カーペットに付着する主な汚れ

汚れの種類 具体例 性質
ホコリ・砂 空気中のホコリ、外から持ち込まれる砂や土 中性
髪の毛・ペットの毛 抜け落ちた毛、ペットの毛 中性
皮脂・汗 素足で歩いたときの足裏の汚れ、寝転んだときの皮脂 酸性
手あか 触ったときに付着する手の油分 酸性
食べこぼし お菓子のカス、飲み物のシミ 酸性
油汚れ 調理中の油はね、化粧品 酸性
ペットの汚れ 足跡、よだれ 酸性
靴の跡・泥 黒ずみ、泥の塊 中性〜酸性
血液 怪我をしたときの血液 酸性(たんぱく質)

注目すべきは、カーペットに付着する汚れのほとんどが酸性だということです。 皮脂、汗、油汚れ、食べこぼしなど、日常生活で発生する汚れの多くは酸性の性質を持っています。

これらの汚れを放置すると、シミ・カビ・ダニ・臭いの原因になってしまいます。 特に小さなお子さんがいるご家庭では、不衛生な環境が病気のリスクにもつながるでしょう。

カーペットを清潔に保つためには、掃除機だけでなく、定期的な拭き掃除が必要なのです。

アルカリ電解水で落とせる汚れ・落とせない汚れ

アルカリ電解水はpH12〜12.5以上の強アルカリ性を持っているため、酸性の汚れに対して非常に高い洗浄力を発揮します。 しかし、すべての汚れに効果があるわけではありません。

アルカリ電解水で落とせる汚れ(酸性汚れ)

  • 皮脂汚れ、汗
  • 手あか
  • 食べこぼし、飲みこぼし
  • 油汚れ
  • 血液(たんぱく質汚れ)
  • タバコのヤニ
  • よだれ
  • ペットの足跡

これらの汚れは酸性の性質を持っているため、アルカリ性のアルカリ電解水で中和反応が起こり、汚れを分解して落としやすくなります。

アルカリ電解水で落とせない汚れ(アルカリ性汚れ)

  • 水アカ
  • 石けんカス
  • 尿石
  • トイレの黄ばみ・黒ずみ

これらはアルカリ性の汚れのため、同じアルカリ性のアルカリ電解水では中和反応が起きません。 落とすことができないので、酸性のクエン酸などを使用する必要があります。

カーペットに付着する汚れのほとんどは酸性なので、アルカリ電解水はカーペット掃除に非常に適しているといえるでしょう。 ただし、ペットの尿がシミになっている場合は、アルカリ性の尿石が原因のことがあるため注意が必要です。

アルカリ電解水を使ったカーペット掃除の手順

ここからは、アルカリ電解水を使ったカーペット掃除の具体的な手順を解説します。 正しい方法で掃除することで、効果を最大限に発揮できるでしょう。

用意するものと事前準備

アルカリ電解水でカーペットを掃除する前に、必要なものを準備しましょう。 特別な道具は必要なく、家庭にあるもので簡単に始められます。

用意するもの

  • アルカリ電解水(スプレーボトル入りが便利)
  • 掃除機
  • 粘着クリーナー(コロコロ)
  • キレイな雑巾またはマイクロファイバークロス(2〜3枚)
  • 柔らかいブラシ
  • ゴム手袋

事前準備

1. カーペットの素材を確認する

まず、カーペットの素材を確認しましょう。 ウールやシルクなどの天然繊維には、アルカリ電解水を使用できません。 素材が分からない場合は、洗濯絵表示やメーカーの取扱説明書を確認してください。

2. 目立たない場所で色落ちテストをする

アルカリ電解水を使う前に、カーペットの端や家具の下など目立たない場所でテストしましょう。 少量をスプレーして5分ほど放置し、色落ちや変色がないか確認します。

3. 掃除機でホコリやゴミを取り除く

拭き掃除をする前に、必ず掃除機をかけてホコリや髪の毛、ゴミを取り除きましょう。 ホコリが残ったまま拭き掃除をすると、汚れを広げてしまう原因になります。

掃除機をかけるコツは、カーペットの毛の流れに逆らって、ゆっくり動かすことです。 1畳あたり30秒〜1分ほどかけて丁寧に吸い取りましょう。

4. 粘着クリーナーで仕上げる

掃除機で吸いきれなかった髪の毛やペットの毛は、**粘着クリーナー(コロコロ)**で取り除きます。 力を入れすぎるとカーペットの繊維を傷めてしまうため、優しく転がしてください。

基本の拭き掃除の方法

事前準備が整ったら、アルカリ電解水を使った拭き掃除を始めましょう。 基本的な手順は以下のとおりです。

アルカリ電解水を使った拭き掃除の手順

ステップ1:ゴム手袋を着用する

アルカリ電解水はpH12以上の強アルカリ性です。 素手で長時間触れると肌荒れの原因になるため、必ずゴム手袋を着用してください。

ステップ2:アルカリ電解水をスプレーする

カーペットの汚れが気になる部分に、アルカリ電解水をスプレーします。 広い範囲を一度に掃除する場合は、50cm四方ずつ区切って作業すると効率的です。

市販のスプレータイプであれば、そのまま使用できます。 pH13以上の高濃度タイプを使う場合は、4〜120倍程度に希釈して使用しましょう。

ステップ3:1分ほど放置する

スプレーした後、すぐに拭き取らずに1分ほど放置しましょう。 アルカリ電解水がカーペットの繊維に浸透し、酸性の汚れを中和・分解してくれます。

ステップ4:クロスで拭き取る

キレイな雑巾やマイクロファイバークロスで、汚れを拭き取ります。 一方向に拭くのではなく、縦・横・斜めと様々な方向から拭くと、繊維の奥の汚れも取れやすくなります。

ステップ5:乾いたクロスで仕上げる

最後に、乾いたクロスで水分を拭き取ります。 水分が残ったままだと、カビやダニが発生する原因になるため、しっかり乾燥させることが大切です。

風通しの良い場所で自然乾燥させるか、扇風機やサーキュレーターで風を当てると早く乾きます。

頑固な汚れにはつけ置き拭きが効果的

基本の拭き掃除で落ちない頑固な汚れには、つけ置き拭きが効果的です。 アルカリ電解水を長時間浸透させることで、汚れをより分解しやすくなります。

つけ置き拭きの手順

  1. 汚れがひどい部分に、アルカリ電解水をたっぷりスプレーする
  2. 5〜10分ほど放置して、汚れに浸透させる
  3. 柔らかいブラシで、カーペットの毛を逆立てるように優しくこする
  4. キレイな雑巾で汚れを拭き取る
  5. 汚れが残っている場合は、2〜4を繰り返す
  6. 乾いたクロスで水分を拭き取り、しっかり乾燥させる

**ポイントは「優しくこする」**ことです。 ゴシゴシと強くこすると、カーペットの繊維を傷めてしまいます。 ブラシを当てて、トントンと叩くように汚れを浮かせるのがコツです。

また、界面活性剤入りの洗剤を使うと泡立ってしまい、拭き上げが困難になります。 アルカリ電解水は泡立たないため、カーペット掃除に最適といえるでしょう。

汚れ別|カーペットへのアルカリ電解水活用法


カーペットに付着する汚れは、種類によって対処法が異なります。 ここでは、汚れ別にアルカリ電解水の効果的な使い方を解説します。

皮脂汚れ・手あかの落とし方

カーペットの上を素足で歩いたり、寝転んだりすることで、皮脂や汗が繊維に付着します。 これらの汚れは目に見えにくいですが、放置すると黒ずみや臭いの原因になります。

皮脂汚れ・手あかの落とし方

  1. 掃除機でホコリを取り除く
  2. アルカリ電解水をカーペット全体にまんべんなくスプレーする
  3. 2〜3分放置して汚れを浮かせる
  4. マイクロファイバークロスで、縦・横・斜めの方向から拭き取る
  5. クロスが汚れたら、きれいな面に変えて拭き続ける
  6. 乾いたクロスで水分を拭き取り、乾燥させる

皮脂汚れは酸性のため、アルカリ電解水で中和反応が起こり、効果的に落とすことができます。

拭き取ったクロスを見ると、かなりの黄ばみ汚れが付着していることに驚くかもしれません。 定期的に拭き掃除をして、皮脂汚れを蓄積させないことが大切です。

食べこぼし・油汚れへの対処法

リビングのカーペットには、食べこぼしや飲みこぼしが付着しやすいものです。 特に油分を含む食べ物は、放置するとシミになってしまいます。

食べこぼし・油汚れへの対処法

ポイント1:できるだけ早く対処する

食べこぼしや飲みこぼしは、汚れが広がる前に早めに取り除くことが大切です。 時間が経つと繊維の奥に染み込み、落としにくくなってしまいます。

ポイント2:固形物は先に取り除く

食べカスなどの固形物がある場合は、先にティッシュやキッチンペーパーで取り除きましょう。 こすらずに、つまみ取るようにして除去します。

ポイント3:水分は叩いて吸い取る

飲み物をこぼした場合は、乾いたタオルで叩いて吸い取ります。 こすると汚れが広がってしまうため、ポンポンと叩くように水分を吸収させてください。

油汚れの落とし方

  1. 固形物や余分な水分を取り除く
  2. 汚れた部分にアルカリ電解水をスプレーする
  3. 5分ほど放置して油分を分解させる
  4. キレイなクロスで、外側から内側に向かって汚れを拭き取る
  5. 汚れが残っている場合は、2〜4を繰り返す
  6. 乾いたクロスで水分を拭き取り、乾燥させる

外側から内側に向かって拭くのがポイントです。 内側から外側に向かって拭くと、シミが広がってしまう可能性があります。

ペット臭・生活臭の消臭方法

カーペットには、ペット臭や生活臭が染み込みやすいものです。 アルカリ電解水は洗浄だけでなく、消臭効果も期待できます。

アルカリ電解水が消臭に効果的な理由

臭いの原因の多くは、皮脂や汗、食べカスなどの酸性の汚れです。 アルカリ電解水でこれらの汚れを除去することで、臭いの元を断つことができます。

また、pH12.5以上のアルカリ電解水には除菌効果があるため、臭いの原因となる菌の繁殖を抑えることも可能です。

ペット臭・生活臭の消臭方法

  1. 掃除機でホコリや毛を取り除く
  2. カーペット全体にアルカリ電解水をまんべんなくスプレーする
  3. 3〜5分放置して汚れと臭いの元を浮かせる
  4. キレイなクロスで全体を拭き取る
  5. 乾いたクロスで水分を拭き取る
  6. 風通しの良い場所でしっかり乾燥させる

消臭効果を高めるためには、カーペットをしっかり乾燥させることが重要です。 湿気が残ったままだと、雑菌が繁殖して逆に臭いの原因になってしまいます。

ペットの尿の臭いが気になる場合は、尿石がアルカリ性のため、クエン酸と併用するのが効果的です。 先にクエン酸で尿石を分解してから、アルカリ電解水で仕上げ拭きをしましょう。

ダニ対策としての活用

カーペットには、数十万匹のダニが生息しているといわれています。 ダニやその死骸、フンは、アレルギー症状や喘息の原因になることがあるため、定期的な対策が必要です。

アルカリ電解水のダニ対策効果

アルカリ電解水には、直接ダニを殺す効果はありません。 しかし、以下の理由からダニ対策に効果的といえます。

  • ダニの栄養源を除去:皮脂や食べカスなど、ダニのエサとなる汚れを落とす
  • 除菌効果:pH12.5以上でダニの繁殖を抑える環境を作る
  • ダニの死骸やフンを除去:拭き掃除でアレルゲンを取り除く

アルカリ電解水を使ったダニ対策の手順

  1. 部屋を2〜3時間暗くする(ダニは夜行性のため、表面に出てくる)
  2. 掃除機をゆっくりかけて、表面のダニを吸い取る
  3. アルカリ電解水をカーペット全体にスプレーする
  4. 5分ほど放置してダニの栄養源を分解
  5. クロスで全体を拭き取る
  6. 再度掃除機をかけて、ダニの死骸やフンを吸い取る
  7. しっかり乾燥させる

より効果的にダニを駆除したい場合は、スチームアイロンを併用するのがおすすめです。 ダニは60℃以上の熱で死滅するため、スチームを当てた後にアルカリ電解水で汚れを拭き取ると効果的です。

ダニ対策は2〜3ヶ月に1回を目安に行いましょう。

アルカリ電解水が使えないカーペットと注意点


アルカリ電解水は万能ではなく、使用できない素材や汚れがあります。 トラブルを避けるために、注意点をしっかり押さえておきましょう。

ウール・シルク素材への使用は避ける

天然繊維でできたカーペットには、アルカリ電解水を使用できません。 特にウールやシルクは、アルカリ性の影響を受けやすい素材です。

アルカリ電解水が使えない素材

素材 理由
ウール(羊毛) たんぱく質がアルカリ性で溶けてゴワゴワになる、変色の恐れ
シルク(絹) たんぱく質がアルカリ性で溶ける、風合いが損なわれる
イグサ(ござ) アルカリ性で変色する
ジュート(麻) アルカリ性で変色する
コットン(綿) 変色の恐れがある

これらの天然繊維には、弱酸性または中性の洗剤を使用しましょう。 ウールには「ウールマーク」付きの専用洗剤、シルクには「シルク専用」の洗剤がおすすめです。

また、無垢材のフローリングの上に敷いているカーペットの場合も注意が必要です。 アルカリ電解水がカーペットを通してフローリングに浸透すると、変色や劣化の原因になることがあります。

色落ちしやすい素材のテスト方法

カーペットの素材が分からない場合や、色落ちが心配な場合は、必ず事前にテストを行いましょう。 目立たない場所で確認することで、トラブルを防ぐことができます。

色落ちテストの手順

  1. カーペットの端や家具の下など、目立たない場所を選ぶ
  2. アルカリ電解水を少量スプレーする
  3. 5分ほど放置する
  4. 白いクロスで軽く拭き取る
  5. クロスに色が付いていないか、カーペットが変色していないかを確認する

テストで問題がなければ、全体の掃除に進んで大丈夫です。 少しでも色落ちや変色が見られた場合は、アルカリ電解水の使用を中止し、中性洗剤を使用しましょう。

また、染料によっては色落ちしやすいものがあります。 特に安価なカーペットや、海外製のカーペットは注意が必要です。

水アカ汚れや尿のシミには効果なし

アルカリ電解水は酸性の汚れには効果的ですが、アルカリ性の汚れには効果がありません。 これはアルカリ電解水の仕組み上、避けられない弱点です。

アルカリ電解水で落とせない汚れ

汚れの種類 性質 対処法
水アカ アルカリ性 クエン酸
尿石 アルカリ性 クエン酸
石けんカス アルカリ性 クエン酸
カルキ汚れ アルカリ性 クエン酸

ペットが粗相をしたシミが落ちない場合は、尿石が原因の可能性があります。 尿に含まれるアンモニアはアルカリ性のため、アルカリ電解水では中和反応が起きません。

このような場合は、酸性のクエン酸を使って汚れを落としてから、アルカリ電解水で仕上げ拭きをするのが効果的です。 ただし、クエン酸もウールやシルクなどの天然繊維には使用できないため注意してください。

重曹・セスキとの使い分けと併用テクニック


アルカリ電解水以外にも、重曹やセスキ炭酸ソーダといったアルカリ性の掃除アイテムがあります。 それぞれの特徴を理解して、汚れに合わせて使い分けましょう。

洗浄力と用途の違いを比較

重曹、セスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水は、すべてアルカリ性の洗浄アイテムです。 しかし、pH値や特徴が異なるため、用途も変わってきます。

項目 重曹 セスキ炭酸ソーダ アルカリ電解水
pH値 8.2(弱アルカリ性) 9.8(アルカリ性) 12〜12.5以上(強アルカリ性)
洗浄力 △ マイルド ○ 中程度 ◎ 非常に強い
除菌効果 なし なし あり(pH12.5以上)
研磨作用 あり なし なし
消臭効果
二度拭き 必要(白い粉が残る) 必要(白い粉が残る) 不要
水への溶けやすさ 溶けにくい 溶けやすい 液体で販売

重曹はpH8.2と弱アルカリ性のため、洗浄力はマイルドです。 ただし、研磨作用があるため、こすって落とす汚れには効果的です。 粉末のまま振りかけて消臭剤として使うこともできます。

セスキ炭酸ソーダはpH9.8と、重曹より強いアルカリ性を持っています。 水に溶けやすいため、スプレーにして使いやすいのが特徴です。

アルカリ電解水はpH12以上と最も強いアルカリ性を持ち、洗浄力が最も高いです。 成分のほとんどが水のため、二度拭き不要で手軽に使えるのが大きなメリットです。 pH12.5以上であれば除菌効果も期待できます。

汚れに合わせた洗剤の選び方

カーペットの汚れに合わせて、最適な洗剤を選びましょう。 以下の基準を参考にしてください。

汚れ別の洗剤選びガイド

汚れの種類 おすすめの洗剤 理由
皮脂汚れ・手あか アルカリ電解水 強力な洗浄力で効果的に分解
油汚れ アルカリ電解水 乳化作用で油を分解
食べこぼし アルカリ電解水 素早く分解、二度拭き不要
消臭 重曹 or アルカリ電解水 重曹は粉末で吸着、アルカリ電解水は除菌で消臭
ダニ対策 アルカリ電解水 除菌効果で繁殖を抑制
軽い汚れ セスキ炭酸ソーダ マイルドな洗浄力で素材にやさしい

消臭目的で重曹を使う場合の手順

  1. 重曹をカーペット全体に振りかける
  2. 2〜3時間放置して臭いを吸着させる
  3. 掃除機で重曹を丁寧に吸い取る

この方法はウールなど天然繊維には使用できないため注意してください。 重曹で変色する恐れがあります。

併用テクニック

アルカリ電解水と重曹を併用することで、より効果的に掃除することも可能です。 ただし、混ぜて使うのではなく、別々に使用しましょう。

  1. 重曹を振りかけて消臭する
  2. 掃除機で重曹を吸い取る
  3. アルカリ電解水で拭き掃除をして仕上げる

この順番で掃除することで、消臭と洗浄の両方を効果的に行うことができます。

カーペット掃除の頻度とキレイを保つコツ


カーペットを清潔に保つためには、適切な頻度で掃除をすることが大切です。 ここでは、掃除の頻度の目安と、キレイを保つコツを紹介します。

日常の掃除機がけとの組み合わせ

カーペットを清潔に保つためには、掃除機がけと拭き掃除を組み合わせることが効果的です。 それぞれの掃除方法で、取り除ける汚れが異なるからです。

カーペット掃除の頻度の目安

掃除方法 頻度 目的
掃除機がけ 2〜3日に1回(最低でも週1回) ホコリ、髪の毛、ゴミの除去
粘着クリーナー 週1〜2回 細かい毛やホコリの除去
拭き掃除(アルカリ電解水) 月1回 皮脂汚れ、汗、油汚れの除去
ダニ対策 2〜3ヶ月に1回 ダニの繁殖抑制、アレルゲン除去
天日干し・陰干し 月1回 湿気対策、ダニ対策

掃除機がけのポイントは、毛の流れに逆らってゆっくりかけることです。 1畳あたり30秒〜1分ほどかけて、繊維の奥のホコリを吸い取りましょう。

また、掃除機だけでは取り切れない髪の毛やペットの毛には、ゴム手袋を使うと効果的です。 カーペットの上でゴム手袋をくるくると回すように動かすと、毛が絡まって簡単に取れます。

定期的な拭き掃除で清潔を維持

掃除機だけでは、皮脂や汗などの見えない汚れは落とせません。 月に1回程度、アルカリ電解水を使った拭き掃除をすることで、カーペットを清潔に保つことができます。

定期的な拭き掃除のポイント

1. 汚れを溜め込まない

汚れは放置すればするほど落ちにくくなります。 特に食べこぼしや飲みこぼしは、汚れが広がる前に早めに対処しましょう。

2. 季節の変わり目に念入りに掃除する

梅雨時期や夏場は、湿気でカビやダニが発生しやすくなります。 季節の変わり目には念入りに掃除をして、カーペットを清潔に保ちましょう。

3. カーペットを定期的に干す

月に1回程度、カーペットを持ち上げて風を通すようにしましょう。 直射日光に当てると色あせの原因になるため、陰干しがおすすめです。

床との隙間に湿気がたまると、カビの原因になります。 定期的に換気をして、湿気を逃がすことが大切です。

4. プロのクリーニングも検討する

自分で掃除しても落ちないシミや汚れがある場合は、プロのクリーニングを検討しましょう。 1〜2年に1回程度、専門業者に依頼することで、カーペットを長くキレイに保つことができます。

まとめ


今回は、アルカリ電解水を使ったカーペット掃除の方法を、汚れ別に詳しく解説しました。

アルカリ電解水でカーペット掃除をするメリット

  • 酸性の汚れ(皮脂、油、食べこぼしなど)を効果的に分解できる
  • 成分のほとんどが水のため、二度拭き不要で手軽
  • 除菌・消臭効果も期待できる(pH12.5以上)
  • 界面活性剤を含まないため、カーペットの繊維を傷めにくい

基本の掃除手順

  1. 掃除機でホコリや髪の毛を取り除く
  2. アルカリ電解水をスプレーする
  3. 1分ほど放置して汚れを浮かせる
  4. クロスで拭き取る
  5. 乾いたクロスで仕上げ、しっかり乾燥させる

使えない素材と汚れ

使えない素材 落とせない汚れ
ウール、シルク、イグサ、ジュートなど天然繊維 水アカ、尿石、石けんカスなどアルカリ性の汚れ

掃除頻度の目安

掃除方法 頻度
掃除機がけ 2〜3日に1回
拭き掃除 月1回
ダニ対策 2〜3ヶ月に1回

カーペットには、日々の生活で皮脂や汗、食べこぼしなどの汚れが蓄積しています。 掃除機だけでは取り除けない汚れを、アルカリ電解水の拭き掃除で効果的に落としましょう。

正しい方法で定期的に掃除することで、清潔で快適なカーペットを維持することができます。 この記事を参考に、ぜひアルカリ電解水を使ったカーペット掃除を実践してみてください。

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