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キッチンに潜む代表的な菌とは?
料理を作ったり、日用品を収納したりするキッチン周りは家族が集まる場所であると同時に、
菌が潜みやすい場所でもあります。
カビや菌が繁殖しやすい環境下にあるキッチンでは、主に以下のような菌が発生しがちです。
大腸菌
花王の生活者研究センターファブリック&ホームケア研究室の調査では、キッチンのシンク周りには、
トイレよりも多くの大腸菌が潜んでいることがわかっています。
特に生ゴミやナマ肉を扱った後に触る機会が多い蛇口の取っ手や付け根、排水溝のフチ、
また調理台は特に大腸菌が付着しやすいので気をつけましょう。
ベロ毒素と呼ばれる強力な毒素を出す病原性大腸菌がうつると、
下痢や激しい腹痛に襲われることがあります。
黄色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌とは、人や動物の皮膚や消化管に常在する菌です。
ぶどうの房のように見えることから、この名前が名付けられました。
肉や卵などの調理加工品などに付着しやすい黄色ブドウ菌は、
食中毒を起こすだけではなく、ニキビやおできなど化膿性疾患をもたらすものでもあります。
サルモネラ菌
人や動物の消化管に生息する、腸内細菌の一種のサルモネラは、
牛や豚など家畜の腸内から下水まで、幅広い場所に生息しています。
ハエやゴキブリなどの害虫やペットが保菌している可能性も大です。
食肉や卵などを扱う時には特に注意が必要で、
感染すると他の菌同様に吐き気や腹痛に襲われることがあります。
キッチンの除菌の頻度・場所によっての効果
キッチンの除菌はなるべくこまめに行うようにしたいものです。
特にナマ肉や乳製品など、菌が繁殖しやすい食物を扱った後は、除菌をするようにしてください。
キッチンの除菌作業を進めるときには蛇口の取っ手やフチ、また排水溝など、
シンク周りを重点的に除菌するようにしてください。
また、手を拭いたタオルも菌が繁殖しやすいため、一日に一度は必ず取り替えるようにしてください。
毎日がおすすめ
少し前までは、週に一度の除菌が理想的といわれていましたが、
新型コロナウイルスの感染拡大が叫ばれている今、毎日の除菌作業がベストです。
特に菌が付着しやすいシンク周りは、1日5~10分でも良いので、必ず磨くようにしてください。
また、こまめに手拭きタオルを変えることも菌の繁殖予防につながります。
実は乾燥した状態のほうが効果的
まだシンクが乾いていない状態で除菌作業を行うと、
除菌剤が薄まって十分な効果を発揮してくれません。
そのため、濡れたシンクや食物は一度乾かしてから除菌を始めるようにしてください。
食器に対しての除菌
食器はきちんと乾燥させていれば、菌がつくことはありません。
そのため、乾燥機などを使ってしっかりと乾かすことをおすすします。
まだまだスポンジで手洗いしている人も多いと思いますが、このスポンジも菌の温床といわれています。
菌の繁殖を防ぐためには、除菌タイプの洗剤を使い、定期的にスポンジの除菌も行いましょう。
食品に対しての除菌
口に含む食品の除菌を行うのであれば、食品に直接かけられる、
100%食品成分のアルコールスプレーを使いましょう。
フマキラーが販売している「食品用アルコール除菌フードキーパー」は、
食品用除菌剤の定番商品として知られています。
洗面台に対しての除菌
シンクやコンロの除菌には、除菌効果のある食器用洗剤も有効ですが、
より高い効果を感じたい人は、ハイターなどの家庭用塩素系漂白剤がおすすめです。
ただし、ハイターは肌への刺激が強いため、
敏感な人は避けてアルコールスプレーを使用したほうが良いかもしれません。
除菌をする時には、金属のたわしを使ってステンレスを磨いていきましょう。
たまにスポンジでこする人がいますが、スポンジでは十分な除菌効果を期待できないため、
金属製のブラシを選んでください。
手指に対しての除菌
手指の除菌アイテムとしては、すっかりお馴染みになったアルコールスプレーが定番です。
しかし、手荒れを起こす人も多いため、家では肌への刺激が少ないアルカリイオン水を使った除菌がおすすめです。
手に吹きかけて終わりではなく、しっかり指と指の間にも馴染ませて除菌をしましょう。
キッチンの除菌なら鉄板はコレだ。短時間で効果的な除菌
除菌アイテムは、たくさん市場にあふれていて、どれが一番良いのか、わかりづらいものです。
ここでは衛生管理のプロである、株式会社プロダストがおすすめする6つの除菌アイテムを紹介します。
カビキラー
ジョンソンが発売しているカビキラーは、キッチン除菌のベストセラー商品として知られています。
カビキラーには、さまざまなタイプがありますが、キッチンにはやはりキッチン用の除菌スプレーがベスト。
漂白やヌメリとりもできるため、排水溝のイヤなヌメリも解決されます。
食器に使うと除菌だけではなく、茶渋も取れるのでおすすめです。
パストリーゼ77
グッドデザイン賞を受賞した、おしゃれなデザインが魅力のパストリーゼ77は、
酒造メーカーが生み出したアルコール製剤です。
高純度アルコール分77%であり、即効性を期待できます。
カビが繁殖しやすい食品にも直接かけられるため、食品の除菌対策にはもってこいです。
生鮮食品の保存や卵の殻の除菌・抗菌にも役立ちます。
もちろん、シンク周りや三角コーナーの防臭・防カビ予防にも効果的です。
ハイター
除菌剤の代名詞的存在であるハイターですが、実は花王が発売している除菌剤に対してのみ使われている商標です。
キッチンハイターにもさまざまなタイプがあり、キッチンには排水溝に貼っておくだけで
除菌とヌメリ取りができる便利なものが存在します。
原液を購入して薄めると、大量の菌が発生する三角コーナーのつけ置き除菌にぴったりです。
フマキラーのキッチン用アルコール除菌スプレー
フマキラーが販売している、キッチン用アルコール除菌スプレーはグレープフルーツ種子エキスが優れていて、
除菌しながら香りを楽しむことができます。
イヤなニオイもしっかり除去してくれて、一本あると重宝します。
キッチンペーパーにサッと吹きかけて、拭くだけで除菌作業が完了するためとても便利です。
ウェーブ超保水ウェットシート
ユニフォームが販売しているウェーブ超保水ウェットシートは、ノンアルコール除菌ができるシートです。
床拭きモップに装着して拭き取れば、食べ物のカスが散らばりやすいキッチンの床もあっという間に清潔になります。
水拭きをするよりも効果的で、掃除と除菌作業を同時に行えます。
マイヘルパーION MAX 500ml
最後におすすめしたいのが、弊社が発売しているマイヘルパーION MAX 500mlです。
こちらのアイテムは500mlで550円というコストパフォーマンスの良さで、広いキッチンにもどんどん使うことができます。
リーズナブルなだけではなく、人の体に優しいアルカリ水を使用していて、
口に含まれやすいキッチン用品の除菌に役立つところもメリット。
子供のおもちゃやペットアイテムなどにも使えるため、LDKにひとつ置いてみてはいかがでしょうか。
まとめ
毎日のように使うキッチンは除菌作業が大変と思いますが、今はさっと使える除菌アイテムもたくさん出てきています。
今回ご紹介した除菌アイテムを使うことで、キッチンを常に清潔な状態に保てるでしょう。
まずは、自分のキッチンに合わせた除菌グッズを選んでみてください。