食器用スポンジの正しい洗い方とは?除菌方法やNGな使い方も

「食器用スポンジは菌が繁殖しやすい」ということを知っていますか?正しく洗えていないスポンジには菌が繁殖しているかもしれません。

この記事では、スポンジの正しい洗い方や除菌方法、使い方のポイントについて紹介します。また、スポンジのNGな使い方についてもお伝えします。よかれと思ってやっていることが実はNG……なんてこともあるようです。

「スポンジを清潔に使いたい!安心して使いたい!」と考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

食器用スポンジは菌が繁殖しやすい!

菌の繁殖には「水分・栄養分・温度」の3要素が必要です。この3つの要素がそろいやすいのが、食器を洗った後のスポンジです。

食器を洗った後のスポンジは水を多く含んでいますし、スポンジに洗い残しの食べ物があると栄養分も残っています。それに加え食器用スポンジは、菌が繁殖しやすい20~40℃で保管されています。

このように食器を洗ったあとのスポンジは、菌が繁殖しやすい要素がすべてそろっているため、知らないうちに菌が繁殖している恐れがあるのです。

食器用スポンジの正しい洗い方

食器用スポンジの正しい洗い方は以下の通りです。

  1. スポンジ表面に残っている食べ物のカスを取り除く
  2. スポンジの中の汚れを押し出すように、流水をかけながらもむ
  3. 食べ物のカスが取り除けたら、食器用洗剤をつけてさらにもむ
  4. 泡がなくなるまで流水でしっかりとすすぐ
  5. かたくしぼり乾燥させる

洗い方のポイントは、スポンジに食べ物のカスを残さないこと。表面に汚れが付いていなくても、スポンジの中に入り込んでいることもあります。中に入り込んだ汚れを押し出すイメージで、丁寧に洗い流しましょう。

また菌の繁殖を防ぐためには、しっかりと乾燥させることもポイントです。

このような正しい洗い方を実行すれば、菌の繁殖を防ぐことができます。食器用スポンジを菌の温床としないためにも、ぜひ試してみてくださいね。

食器用スポンジの除菌方法

毎回正しい方法で食器用スポンジを洗っておけば、十分清潔に使えます。しかし「もっと安心して使いたい」と考えているなら、スポンジを除菌するのもひとつの方法です。

ここでは食器用スポンジの除菌方法として、以下の4つを紹介します。

  • 強アルカリ電解水をスプレーする
  • アルコールをスプレーする
  • 除菌ができる食器用洗剤を使う
  • 熱湯に浸す

それぞれについてくわしく見ていきましょう。

強アルカリ電解水をスプレーする

家中の汚れの洗浄や除菌に使える強アルカリ電解水は、食器用スポンジの除菌にも効果を発揮します。洗ってかたくしぼったスポンジに、強アルカリ電解水をスプレーするだけで簡単に除菌効果が得られますので、使い勝手もバツグンです

強アルカリ電解水は「ノンエンベロープウイルス」にも効果が期待できます。ノンエンベロープウイルスとは、エンベロープと呼ばれる膜を持たないウイルスのこと。食中毒の原因となるノロウイルスなどがこれにあたります。

消毒剤が効きにくくアルコールでも除菌できないノンエンベロープウイルスには、強アルカリ電解水を使うと不活化させることができます。

衛生面に特に気を付けたいキッチンには、多くのウイルスや菌に効果が高い強アルカリ電解水を常備するのがおすすめです。調理用具や食器用スポンジの除菌のほか、キッチンの油汚れの洗浄などにも幅広く使えます。ぜひお試しください。

アルコールをスプレーする

調理用具の除菌や手指の消毒など広範囲に使えるアルコールは、食器用スポンジの除菌にも便利です。洗ってかたくしぼったスポンジにアルコールをスプレーするだけなので、簡単に使えます。

ただし、スポンジに水分が多く残っていると、アルコールの除菌効果が薄れてしまいます。しっかりとしぼり、できるだけ水分をなくしてからアルコールを吹きかけましょう。

除菌ができる食器用洗剤を使う

「除菌ができる」と表示されている食器用洗剤は、スポンジの除菌にも使えるアイテムです。

スポンジを洗いかたくしぼった後、再び洗剤をつけ、全体にいきわたるようにもみこみ泡立たせます。泡立ったら、そのまま次に使うまで放置しておけばOKです。

「食器を洗った後、そのまま放置しておけばよい」と勘違いしている人もいるようですが、一旦スポンジをしっかりと洗う必要がありますので気を付けてくださいね。

熱湯に浸す

食器用スポンジの除菌方法として、75~90℃の熱湯に1分程度浸す方法があります。

多くのスポンジは耐熱温度が90℃となっており、90℃以上になると劣化の原因となってしまいます。熱湯の温度が高くなりすぎないよう注意してください。

熱湯に浸した後は、冷水をかけて冷まします。熱湯に浸したあとそのまま放置すると、冷める段階で菌の繁殖に最適な20~40℃になってしまいます。その温度を避けるためにも、冷水をかけて一気に冷ましましょう。

最後に、しっかりとしぼって乾かせば除菌終了です。

スポンジの劣化を早めるかも!避けたい使い方

スポンジが劣化するとスポンジに凹凸ができます。そのような部分は洗いにくいため、菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

菌の繁殖を防ぐには、スポンジを劣化させないように使うことも大切です。

スポンジの劣化を早める恐れのある使い方には、以下のようなことがあります。

  • 煮沸消毒をする
  • 天日干しをする
  • 塩素系漂白剤を使う

いずれもやりがちですが、スポンジの劣化を早めてしまいますので避けるようにしましょう。

煮沸消毒をする

煮沸消毒とは、鍋に湯を沸かして消毒したいものを入れ、そのまま沸騰を続けて消毒効果を得る方法です。高い効果がありますが、食器用スポンジには向きません。

もし煮沸消毒を行うと、スポンジが100℃に達してしまいます。一般的な食器用スポンジの耐熱温度は90℃ですので、煮沸消毒によって耐熱温度を超えてしまい、スポンジの劣化を早めることになってしまうのです。

天日干しをする

スポンジの劣化を早めてしまう原因として天日干しがあります。スポンジは紫外線に弱いため、天日干しをすることでスポンジの劣化につながります

スポンジを干すときには、直射日光が当たらない場所を選びましょう。

塩素系漂白剤を使う

塩素系漂白剤を使って食器用スポンジを除菌することは、必ずしもNGというわけではありません。ただ、塩素系漂白剤には非常に強い力があるため、スポンジの繊維を傷めてしまうことも考えられます。

特に塩素系漂白剤をスポンジに長時間付着させていると、劣化につながりやすいです。食器用スポンジには、塩素系漂白剤の使用は避けるのが無難でしょう。

食器用スポンジの使い方のポイント

食器や調理用具を洗うスポンジは、常に衛生的に使いたいもの。ここで紹介するポイントを押さえて、安心してスポンジを使いましょう。

ここではすぐに実践できる3つのポイントを紹介します。

  • 汚れを残さない
  • 乾燥させる
  • 定期的に交換する

それぞれについてお伝えします。

汚れを残さない

スポンジを衛生的に使うには、スポンジに汚れを残さないことが大切です。食器を洗った後にはスポンジもしっかりと洗い、スポンジの中に入り込んだ汚れも丁寧に洗い流しておきましょう。

食器を洗う前に、古新聞や古布、ゴムベラなどを使って食器についた汚れをこそげ落としておくのもおすすめです。あらかじめ食器の汚れを落としておくと、スポンジに付く汚れを減らせますので、スポンジを洗うのが楽になるでしょう。

乾燥させる

1日に何度も使う食器用スポンジは、常に水分を含んだ状態になりがちです。スポンジを洗った後は、直射日光が当たらない、風通しのよい場所に置いて乾燥させましょう。

スポンジ部分をピンチでつまんで干すと、その部分が乾燥しにくくなり菌が繁殖しやすくなってしまいます。その上、スポンジの劣化にもつながりやすいです。

つるして干したい場合は、干すためのループがついた食器用スポンジを選ぶとよいでしょう。

定期的に交換する

食器用スポンジは消耗品です。長く使っていると劣化しやすいだけでなく、泡立ちが悪くなり洗浄効果も落ちてしまいます。

食器用スポンジは2週間を目安に交換するのがおすすめです。

【まとめ】食器用スポンジを清潔に使おう

食器用スポンジは、菌が繁殖しやすい環境がそろっています。衛生的に使うには、正しく洗い乾燥させることがポイントです。食器洗いの最後にはスポンジを洗うことも習慣にしてみてくださいね。

スポンジの衛生面が気になるときには、除菌も試してみましょう。この記事では4種類の除菌方法を紹介しました。中でもおすすめなのは、手軽かつ安全に高い除菌効果が期待できる強アルカリ電解水を使った方法です。

強アルカリ電解水は、食器用スポンジ以外にも幅広い用途で使えます。衛生面にこだわりたいなら、ぜひ強アルカリ電解水を常備してみてくださいね。

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