プロが教える!子供のおもちゃ種類別、効果的な除菌方法とは?

子供が遊ぶおもちゃって意外とばい菌が多い?

子供が日常的に使用しているおもちゃには、たくさんのばい菌ついていることをご存知でしょうか。

大手化学メーカーである花王が2019年に行った「日本の住環境における菌の実態調査」では、
子供のおもちゃに無数のばい菌がついていることが証明されています。

それも一種類だけではなく多様な菌がついているというのです。

特に乳児向けのおもちゃは、子供が口に入れてしまうことがあり、
よだれに含まれる病原体が感染源となって、感染にかかるおそれがあります。

これはおもちゃに限った話ではなく、プレイマットやベビーチェアなど、子供の身の回り品にも同じことが言えます。

 

感染症・コロナの原因にも?

幼稚園や保育園に通っている子供が園からばい菌をもらってきて、
帰宅後に体調を崩したという話をよく聞きます。

体調不良の原因は、園で使用したおもちゃにあるかもしれません。
特に布製のおもちゃは菌だけではなく、シミやカビが付着していて不衛生な状態にあることが多いものです。

ご存知の通り、幼稚園・保育園ではひとつのおもちゃを複数の子供で共有するため、
園で触れたおもちゃに付着したばい菌を拾ってきた可能性は十分に考えられるでしょう。

風邪はもちろんのこと、インフルエンザや新型コロナウイルスなどに感染してしまうと事態は深刻です。
子供の健康を守るためには、こまめな除菌を心がけて感染症対策を行いましょう。

 

おもちゃに使う除菌には何がオススメか?

コロナ禍が始まって以来、さまざまな除菌方法がメディアで伝えられるようになりました。

しかし、細かな違いについて理解していない方も少なくない印象があります。

ここからは、ダストコントロール商品の販売や、清掃業務を展開する株式会社プロダストが、プロの視点から製品それぞれの違いを紹介します。

 

アルコール

殺菌除菌グッズといえば、まずアルコール(エタノール)を思い浮かべる人が多いと思います。

さまざまなメーカーがアルコールを発売していますが、
WHOは濃度60~80%のアルコールはさまざまな菌やウイルスを殺菌してくれると発表しています。

ボトルにたっぷり入っているものもあればスプレータイプもあり、バリエーション豊富なところが魅力のアルコール。

そのなかでも、健栄製薬が発売している無水エタノールは濃度が高く、
ドラッグストアで気軽に購入できることから人気です。

また、フマキラーのアルコール除菌スプレーも、スプレータイプで使いやすいと言われています。

 

ハイター

漂白・除菌アイテムの代名詞的存在であるハイター。

実はこの“ハイター”は一般名詞ではなく、花王が商品登録をして販売している、
白物衣類専用の塩素系または酸素系漂白剤とされています。

こすっても落とせない汚れや菌まで協力に漂白・除菌してくれるハイターは種類が豊富で、
主には洗濯用とキッチン用にわけられます。

また、最近はお風呂や洗面所の掃除に使えるハイターも登場しているのです。
ハイターを使う時には、原液を薄めて除菌したい部分に塗布します。

ハイターの類似品である塩素系、または酸素系漂白剤はいくつかありますので、
比較して使いやすそうなものを選びましょう。

液体タイプと粉末タイプがありますが、酸素系よりも効果が高いとされる塩素系がおすすめです。

 

強アルカリイオン水

アルコールやハイターは除菌効果が高い反面、刺激が強く、子供のおもちゃに使うのは少し不安…
という人も少なくありません。

そのような方におすすめしたいのが、強アルカリイオン水です。

汚れに浸透しやすい強アルカリイオン水は、アルカリイオンの汚れと物体の間に素早く浸透・付着することで、
高い除菌効果を期待できます。

プロダストが販売しているアルカリイオン水「マイヘルパーION MAX」はpH12.5と強力ですが、
苛性ソーダなど危険性のあるアルカリが含まれていないため、刺激を感じません。

小さな子供が使うおもちゃに対しても、安心して使えます。
除菌以外では、消臭・静電気防止に〇。

自然の力を最大限に発揮した環境に優しい商品で、大腸菌をはじめとするノロウイルスの不活化に役立ちます。

熱湯消毒・シートタイプ・つけ置きタイプ・スプレータイプ、おすすめは?

除菌グッズにはさまざまな種類がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあることも事実です。

双方を理解したうえで、子供のおもちゃに適切なものを選びましょう。

 

熱湯消毒のメリット・デメリット

おもちゃそのものに熱湯をかけて消毒する熱湯消毒は、コストがかからない点が最大のメリットです。
殺菌力は非常に高く、優秀な除菌方法のひとつと言えます。

わずか5分で除菌が終了する点もメリットです。

しかし、デメリットがないわけではありません。
まずお湯をかけて熱くなったおもちゃに触れた子供が火傷をしてしまうかもしれないこと。

そして、熱に弱いおもちゃや、布のおもちゃには使いにくい点もデメリットに挙げられます。
お湯を入れる器は常に清潔に保たなければいけません。

 

シートタイプのメリット・デメリット

外出先で大活躍してくれるシートタイプの除菌アイテムは、ひとつ持っていると重宝します

ささっとおもちゃを拭けるため、ちょっとした汚れにもスピーディーに対応できる点がメリットです。

デメリットとしては、大きなおもちゃの除菌をするとなると何枚ものシートを使わなければならず、
コストパフォーマンスが悪くなる点があります。

子供は何度言ってもおもちゃを舐めたり、汚れた手で触ったりするので、
日常的なおもちゃの衛生管理にはやや不向きです。

 

つけ置きタイプのメリット・デメリット

つけ置きタイプの除菌剤は、一度にまとめてたくさんのおもちゃを除菌できる点がメリットです。

一方で、デメリットも少なくありません。
まず大きな付け置き用のバケツを用意しなければ、大きなおもちゃを除菌できないところ。

また、つけ置きに一定の時間がかかるため、子供が遊ぶおもちゃがなくなってしまう可能性もあります。
外出先で除菌できないところもデメリットといえます。

 

スプレータイプのメリット・デメリット

最後のスプレータイプの除菌剤は、プロダストがもっともおすすめしている方法です。
汚れたところへダイレクトにアプローチできるため、しっかりと汚れを落とすことができます。

広範囲に吹きかけ、拭き取ることで、大きなおもちゃにも対応可能。
コストパフォーマンスではもっとも優れていると言えるでしょう。

携帯用のスプレーを用意すれば、外出先でもさっと使えるため汎用性は高いといえます。
目立ったデメリットもなく、日常的に使用するにはスプレータイプがベストです。

まとめ

新型コロナウイルスの流行によって、衛生管理に対して非常に敏感な世の中になりましたね。
特に、まだ体が小さく、免疫力の低い子供の健康には気を配りたいものですよね。

感染対策としてはまず、子供が日常的に使うおもちゃの除菌から始めてみてはいかがでしょうか。
自分の家にマッチする除菌剤を選べば、毎日時間をかけずにさっと除菌をすることができます。

特に弊社が販売しているマイヘルパーIONMAXは、肌への刺激や科学火傷がなく、
子供がなめる危険性のあるおもちゃに対しても安心して使えます(ただし、そのまま飲むことはできません)。

子供の体調が思わしくないときや、人混みに出かけたときにはより丁寧に除菌をしてみてください。

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