除菌スプレーで人気の次亜塩素酸って本当にいいの?他の除菌スプレーとの違いとは?

1,何でそんなに次亜塩素酸はいいのか?

次亜塩素酸水とは、除菌成分が含まれている次亜塩素酸を主成分とする酸性の溶液のことです。
新型コロナウイルスの感染拡大が叫ばれるようになって以来、
一定の条件を満たせばさまざまな殺菌やウイルスに効果を発揮する次亜塩素酸水が注目されるようになりました。

そんな次亜塩素酸水は大きく分けて「電解型」「非電解型」の2つがあり、前者は水に溶かして電気分解することで、
後者は粉末を水に溶かすことで次亜塩素酸水が生成されます。

電解型の次亜塩素酸水は、黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌、ノロウイルス、
インフルエンザウイルスに対して除菌効果があることが証明されています。

また、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)では、
新型コロナウイルスに35ppm以上の次亜塩素酸水を20秒間反応させたことで、有効性を得られたと報告を行いました。

それによって、次亜塩素酸が注目を集め、需要が高まったと考えられています。

それ以外にもアルコールと比較して刺激臭が少ない、水の成分が強く、
乳幼児が口にしやすいおもちゃや食器にも使いやすい、などの理由も次亜塩素酸水の人気が高まった一因といえます。

2,他のアルコールとの違い

次亜塩素酸以外にも,エタノールを主成分にしたさまざまなアルコールが発売されていますが、
どのような違いがあるのでしょうか。

ここでは除菌力、価格、対象物の3つの観点から違いを紹介します。

①除菌力の違いは? 

次亜塩素酸水もアルコールも除菌効果を発揮することに変わりはありませんが、
次亜塩素酸水のほうがノロウイルスにも効果があり、除菌力がより高いといえます。

次亜塩素酸ナトリウムの約80倍もの除菌力を誇っているところもポイントです。
また、消臭効果も期待できる次亜塩素酸水は人体に影響がないことから、口臭予防に使われることがあります。

②価格の違いは?

メーカーにもよりますが、アルコールは1本1,000円以上することが珍しくありません。
一方の次亜塩素酸水は非常にリーズナブルで500円前後で購入できるものも。

除菌力が高く、人間に使っても安全、さらにリーズナブルと次亜塩素酸水には、多くの魅力があります。

③使用できるものに違いはある?

次亜塩素酸水は有機物と反応することで分解され、水に戻るため、体に与える影響は少ないと考えられています。

しかし、見た目には無色透明でもわずかな塩素臭があり、
刺激を感じる人もいるので肌が弱い人は量を調整して使用することをおすすめします。

食器やおもちゃなどものにはもちろん、人間やペットも使用可能です。
一方、アルコールは燃えやすい特徴があるため、火の回りへの使用はおすすめできません。

2,人気の次亜塩素酸除菌スプレーとは? 

①エクリアゼロ

エレコムが販売している次亜塩素酸除菌スプレーのエクリアゼロは、
アレルギーの原因物質やニオイ、そして菌を解消してくれます。

携帯に便利なサイズで、薄めることなくそのまま使えます。
ただし、携帯用サイズであるため、自宅で使う場合にはもう少し大きいものを選んだほうがよいでしょう。

②ドクターサポート

エバ・グリーンが販売しているドクターサポートは、世界で初となる4つの除菌成分を配合した次亜塩素酸スプレーです。

200ppmの高濃度安定型次亜塩素酸と銀イオン、センダンエキス、高濃度ミネラルを配合していて、
キッチンやリビングにはもちろん、赤ちゃんのおもちゃにも使えます。

この商品も希釈することなく、そのまま使えます。

とても優秀な商品ですが500mlで1,700円前後と、同類商品に比べるとやや高めであるため、
予算に余裕のある人向けの商品です。

③除菌モーリス

次亜塩素酸ナトリウムを希塩酸で中和した、優しい弱酸性が除菌モーリスの魅力です。
ウイルスや菌に反応してからは水に戻る、残留性の低さもポイントといえます。

希釈の必要は基本的にありませんが、対象物に合わせた調整も可能です。

④ジアニスト

エスエーシーラボが販売しているジアニストは、水と食塩、二酸化炭素のみで作られた微酸性次亜塩素酸除菌水です。
有効塩素濃度は500ppmと高濃度であるため、水と希釈すると非常にコスパよく使えます。

ただし、希釈しなければならない分、携帯にはやや不向きといえるでしょう。

⑤マイヘルパーION MAX 500ml

最後に紹介するのが、プロダストが販売しているマイヘルパーION MAX 500mlです。

界面活性剤不使用の商品で体にやさしくありながら、油脂分を瞬時に分解してくれるため、除菌だけではなく、
お掃除にもぴったり。

ほこりや汚れを強力にはがして吸収するため、スプレーをして拭くだけで家の中がピカピカになるはずです。
食中毒の原因とされるO157や大腸菌、サルモネラ菌なども除菌できるため、夏場には大活躍してくれます。

お値段も500円台と非常にリーズナブルですので、まずひとつ手に取ってみてはいかがでしょうか。

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