アルカリ電解水は手作りできる?代用品の作り方と注意点

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アルカリ電解水は手作りできる?代用品の作り方と注意点

キッチンの油汚れやリビングの手あか、気になる生活臭まで、これ1本でスッキリ落とせると話題のアルカリ電解水。

ドラッグストアや100円ショップでも手軽に購入できるようになり、ナチュラルクリーニングを実践する方のあいだで人気が高まっています。

「市販品を買い続けるよりも、自宅で手作りできたらもっと経済的なのでは?

そんなふうに考える方も多いのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、本物のアルカリ電解水を家庭で作ることは難しいです。

なぜなら、アルカリ電解水の生成には特殊な装置が必要だからです。

しかし、がっかりする必要はありません。

重曹やセスキ炭酸ソーダを使えば、アルカリ電解水に近い効果を持つ洗浄水を自宅で簡単に手作りできます

この記事では、アルカリ電解水の基本的な特徴から、家庭で作れる代用品の具体的なレシピ、市販品との違い、使用時の注意点まで詳しく解説します。

ぜひ最後まで読んで、あなたのお掃除ライフに役立ててください。


アルカリ電解水とは?基本的な特徴を理解しよう

アルカリ電解水を手作りしたいと考える前に、まずはその正体をしっかり理解しておきましょう。

どのような仕組みで作られ、なぜ汚れが落ちるのかを知ることで、代用品を選ぶ際の判断材料にもなります。

ここでは、アルカリ電解水の基本的な特徴について、わかりやすく解説していきます。

水を電気分解して生成されるアルカリ性の水溶液

アルカリ電解水とは、水に電気を流して電気分解することで生成されるアルカリ性の水溶液のことです。

水は電気を通すと、プラス極側とマイナス極側に分かれる性質を持っています。

このとき、マイナス極側に集まった水がアルカリ性となり、これを集めたものがアルカリ電解水と呼ばれます。

一方、プラス極側に集まる水は酸性となり、こちらは酸性電解水として別の用途に使われます。

電気分解を行う際には、電解質と呼ばれる物質を水に加えます。

一般的には食塩や炭酸カリウムが使われており、主成分の99%以上が水という点が大きな特徴です。

合成洗剤のように界面活性剤や化学物質を含まないため、環境にやさしく、人体への影響も少ないとされています。

見た目は無色透明で、普通の水と区別がつきません。

においもほとんどなく、使用後にべたつきが残らないのも魅力のひとつです。

二度拭きの必要がないため、掃除の手間を大幅に減らせる点も人気の理由といえるでしょう。

重曹やセスキ炭酸ソーダよりも高いpH値

アルカリ電解水の洗浄力を理解するうえで欠かせないのが、**pH値(ペーハー値)**という指標です。

pH値とは、液体が酸性かアルカリ性かを示す数値で、0から14までの範囲で表されます。

pH7が中性、7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性となります。

掃除に使われるアルカリ性の洗浄剤には、重曹やセスキ炭酸ソーダなどがありますが、それぞれpH値が異なります。

以下の表で比較してみましょう。

洗浄剤の種類 pH値 アルカリ性の強さ
重曹水 約8.2 弱アルカリ性
セスキ炭酸ソーダ水 約9.8 弱アルカリ性
アルカリ電解水 約12〜13 強アルカリ性

この表からわかるように、アルカリ電解水のpH値は12〜13と非常に高く、重曹やセスキ炭酸ソーダと比べて圧倒的にアルカリ性が強いことがわかります。

一般的に、pH値が高いほど油汚れを分解する力が強くなるといわれています。

これは、油汚れが酸性の性質を持っているため、アルカリ性の液体と反応して中和されるからです。

つまり、アルカリ電解水は重曹やセスキ炭酸ソーダよりも、頑固な油汚れに対して高い洗浄効果を発揮できるのです。

ただし、アルカリ性が強いということは、使い方によっては素材を傷めたり、肌荒れを起こしたりする可能性もあることを覚えておきましょう。

洗浄だけでなく除菌・消臭効果も期待できる

アルカリ電解水の魅力は、洗浄力だけではありません。

pH値が11.5以上の強アルカリ性環境では、多くの細菌やウイルスが生存できないとされています。

そのため、掃除をしながら同時に除菌効果も得られるのです。

具体的には、インフルエンザウイルスや大腸菌O157、さらにはアルコールでは除菌しにくいといわれるノロウイルスにも効果が期待できます。

市販の高品質なアルカリ電解水のなかには、新型コロナウイルスに対して99.99%以上の不活化効果を確認したものもあります。

また、消臭効果も見逃せないポイントです。

生活臭の多くは、雑菌の繁殖や酸性の物質が原因となっています。

アルカリ電解水で拭き掃除をすることで、においの元となる菌や汚れを取り除き、部屋の空気をさわやかに保てます。

たとえば、ペットのトイレまわりや生ゴミを置いていたスペース、汗が染み込みやすいソファなどの消臭にも効果的です。

このように、アルカリ電解水は**「洗浄」「除菌」「消臭」の3つの効果を1本で実現できる**、非常に優秀なお掃除アイテムといえるでしょう。

 


アルカリ電解水は家庭で手作りできるのか

優れた効果を発揮するアルカリ電解水ですが、実際のところ、家庭でアルカリ電解水を手作りすることは可能なのでしょうか。

ここでは、その答えと、代わりに作れるアルカリ性洗浄水について詳しく説明します。

本物の生成には専用装置が必要

結論からいうと、本物のアルカリ電解水を家庭で手作りすることはできません

その理由は、アルカリ電解水の生成には特殊な電気分解装置が必要だからです。

前の章でお伝えしたとおり、アルカリ電解水は水に電気を流して電気分解することで作られます。

この電気分解を正確に行うためには、専用の生成機器が欠かせません。

市販されているアルカリ電解水は、メーカーが独自に開発した装置を使って製造されています。

業務用の生成装置は数十万円から数百万円するものもあり、コストや設置スペースの面で現実的ではないといえます。

また、仮に簡易的な電気分解を試みたとしても、市販品のような高いpH値や安定した品質を実現することは困難です。

安全面でのリスクも考慮すると、自作は避けたほうが賢明でしょう。

 

代用品として作れるアルカリ性洗浄水の種類

本物のアルカリ電解水は手作りできませんが、似たような洗浄効果を持つアルカリ性の水溶液であれば、自宅で簡単に作ることができます。

これらは厳密にはアルカリ電解水とは異なりますが、酸性の汚れを中和して落とすという基本的な仕組みは同じです。

家庭で手作りできる代表的なアルカリ性洗浄水には、次の2種類があります。

  • セスキ水(セスキ炭酸ソーダを水に溶かしたもの)
  • 炭酸ソーダ水(重曹を加熱して作るもの)

どちらも自然由来の素材を使用しており、環境や人体への影響が少ないナチュラルクリーニングの定番アイテムです。

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

セスキ炭酸ソーダを使ったセスキ水

セスキ水は、セスキ炭酸ソーダという粉末を水に溶かすだけで簡単に作れるアルカリ性洗浄水です。

セスキ炭酸ソーダは、トロナセスキ鉱石という天然の鉱石から精製される物質で、化学名を「セスキ炭酸ナトリウム」といいます。

ドラッグストアや100円ショップでも手軽に購入でき、価格も数百円程度とリーズナブルです。

セスキ水のpH値は約9.8で、弱アルカリ性に分類されます。重曹よりもアルカリ性が強く、油汚れや皮脂汚れに対して高い洗浄効果を発揮します。

また、水に溶けやすい性質を持っているため、スプレーボトルに入れても詰まりにくく、使い勝手がよいのも特徴です。

加熱の必要がなく、粉末を水に混ぜるだけで作れるため、初心者でも手軽に始められる点が最大のメリットといえるでしょう。

重曹を加熱して作る炭酸ソーダ水

もうひとつの選択肢が、重曹を加熱して作る炭酸ソーダ水です。

重曹(炭酸水素ナトリウム)は、そのままでもpH約8.2の弱アルカリ性を示しますが、加熱することでより強いアルカリ性を持つ炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)に変化します。

この方法を「熱分解」といい、加熱後のpH値は約11程度まで上昇します。

セスキ水よりもさらに高いアルカリ性となるため、頑固な油汚れにも効果が期待できます。

重曹は料理やお菓子作りにも使われる身近な素材で、スーパーや100円ショップで簡単に手に入ります。

ただし、セスキ水と違って加熱の手間がかかる点がデメリットです。

また、作り方を間違えると十分な効果が得られないこともあるため、正しい手順を守ることが大切です。


自宅でできるアルカリ洗浄水の作り方

ここからは、実際に家庭でアルカリ洗浄水を手作りする方法を詳しく解説します。

セスキ水と炭酸ソーダ水、それぞれの作り方を具体的な手順とともに紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

必要な材料はどれも身近なもので揃えられるため、今日からすぐに試せます。

セスキ水の作り方と必要な材料

まずは、もっとも手軽に作れるセスキ水の作り方から見ていきましょう。

特別な道具や加熱の必要がなく、初めての方でも失敗なく作れます。

必要な材料は以下のとおりです。

  • 水:500ml
  • セスキ炭酸ソーダ:小さじ1杯(約5g)
  • 空のスプレーボトル

たったこれだけで準備完了です。

水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を混ぜる

作り方は非常にシンプルです。

まず、計量した水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を加えます

そして、粉末が完全に溶けるまでよくかき混ぜるだけです。

セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすい性質を持っているため、常温の水でもスムーズに溶けます

お湯を使う必要はありません。

溶け残りがあると、スプレーのノズルが詰まったり、拭いた場所に白い跡が残ったりする原因になります。

透明になるまでしっかり混ぜることがポイントです。

なお、汚れがひどい場所に使う場合は、セスキ炭酸ソーダの量を小さじ2杯に増やすこともできます。

ただし、濃度を上げすぎると素材を傷める可能性があるため、最初は基本の分量から試してみてください。

スプレーボトルに入れればすぐに使える

セスキ水ができあがったら、スプレーボトルに移し替えれば完成です。

100円ショップで売られている一般的なスプレーボトルで問題ありません。

使い方は簡単で、汚れが気になる場所にスプレーし、布やキッチンペーパーで拭き取るだけです。

油汚れや皮脂汚れであれば、スプレーして数秒待つだけで汚れが浮き上がってきます

キッチンのコンロまわりや換気扇、電子レンジの内部、照明のスイッチ、ドアノブなど、さまざまな場所に使えます。

また、無香料なのでにおいが気になる場所にも最適です。

好みに応じて、アロマオイルを数滴加えることもできます。

ラベンダーやペパーミントなどを加えれば、掃除のたびにさわやかな香りが広がり、気分もリフレッシュできるでしょう。

重曹から炭酸ソーダ水を作る方法

次に、重曹を加熱して炭酸ソーダ水を作る方法を紹介します。

セスキ水よりも高いアルカリ性が得られるため、頑固な汚れに挑戦したい方におすすめです。

必要な材料は以下のとおりです。

  • 水:200ml
  • 重曹:小さじ1杯(約5g)
  • 鍋(ステンレス製または鉄製)
  • 空のスプレーボトル

水200mlと重曹小さじ1杯を用意する

まず、鍋に水200mlを入れ、重曹小さじ1杯を加えます

この時点ではまだ加熱しません。

重曹が水に溶けにくいため、軽くかき混ぜて全体になじませておきましょう

完全に溶けていなくても大丈夫です。

加熱することで重曹が分解され、より強いアルカリ性を持つ炭酸ソーダに変化します。

この化学変化がポイントなので、必ず加熱の工程を経ることが重要です。

単に水に重曹を溶かしただけでは、pH値は約8.2のままで、セスキ水よりも洗浄力が劣ってしまいます。

沸騰させて5分間煮詰めて冷ます

材料を鍋に入れたら、中火にかけて沸騰させます

沸騰してくると、小さな泡がぷくぷくと出始めます。

さらに加熱を続けると、炭酸の白い泡が発生してきます。

これが重曹が分解されている証拠です。

沸騰したら弱火に落とし、そのまま約5分間煮詰めます

この時間をしっかり確保することで、重曹が炭酸ソーダへと変化し、pH値が上昇します。

5分経ったら火を止め、常温になるまで冷まします。

触ってみてぬるっとした感触があれば、炭酸ソーダ水ができた合図です。

冷めたらスプレーボトルに移し替えて使用します。

作り置きの場合は、水1リットルに対して重曹大さじ5杯の割合で、同じ手順で濃縮液を作ることもできます。

使用時に水で薄めれば、より経済的に使えるでしょう。

アルミ製の鍋は使わない

炭酸ソーダ水を作る際の注意点は、アルミ製の鍋を使わないことです。

重曹はアルカリ性の物質であり、アルミニウムと化学反応を起こす性質があります。

アルミ鍋で重曹を加熱すると、鍋の表面が黒ずんだり、変色したりする原因になります。

一度黒ずんでしまうと、元に戻すのは非常に困難です。

お気に入りの鍋を傷めてしまう恐れがあるため、必ずステンレス製か鉄製の鍋を使用してください。

ホーロー鍋やガラス製の耐熱容器でも代用可能です。

また、同様の理由で、完成した炭酸ソーダ水をアルミ製品の掃除に使うことも避けましょう

アルミ製の調理器具や窓のサッシなどに使用すると、素材を傷める可能性があります。


手作りアルカリ洗浄水と市販品の違い

自宅で作れるアルカリ洗浄水と、店頭で販売されているアルカリ電解水。

見た目は似ていますが、実際にはいくつかの重要な違いがあります。

ここでは、pH値や洗浄力、除菌効果、コストの面から、両者を比較してみましょう。

pH値と洗浄力の差

手作りのアルカリ洗浄水と市販のアルカリ電解水のもっとも大きな違いは、pH値です。

すでにお伝えしたとおり、pH値が高いほどアルカリ性が強く、油汚れを分解する力も強くなります。

それぞれのpH値を改めて比較してみましょう。

種類 pH値 洗浄力の目安
重曹水(加熱なし) 約8.2 軽い汚れ向け
セスキ水 約9.8 日常の油汚れ
炭酸ソーダ水(重曹加熱) 約11 やや頑固な汚れ
市販アルカリ電解水 約12〜13 頑固な油汚れ

この表からわかるように、市販のアルカリ電解水はpH12〜13と、手作り品よりもかなり高いアルカリ性を持っています。

具体的な数値でいうと、pH12はpH9の約1,000倍のアルカリ性を示します。

そのため、レンジフードの油汚れや、長年蓄積したコンロの焦げつきなど、頑固な汚れには市販品のほうが効果的です。

一方、日常的な軽い汚れであれば、手作りのセスキ水や炭酸ソーダ水でも十分に対応できます。

市販のアルカリ電解水は除菌効果が高い

洗浄力以外に見逃せないのが、除菌効果の違いです。

前述のとおり、pH11.5以上の環境では多くの細菌やウイルスが生存できません

市販のアルカリ電解水はpH12〜13と高いため、掃除しながら同時に除菌効果も得られます。

これに対して、手作りのセスキ水はpH9.8程度であるため、除菌効果はほとんど期待できません。

重曹を加熱して作る炭酸ソーダ水も、pH11程度では十分な除菌力は得られないでしょう。

したがって、除菌を目的とする場合は市販のアルカリ電解水を選ぶことをおすすめします。

とくに、キッチンの調理台やまな板、赤ちゃんのおもちゃ、ペット用品など、衛生面が気になる場所には市販品が適しています。

ただし、手作り品が除菌できないからといって、まったく意味がないわけではありません。

汚れを落とすことで雑菌の繁殖を抑える効果はあるため、日常の清掃用として使う分には問題ないといえます。

コストパフォーマンスの比較

では、コスト面ではどちらがお得なのでしょうか。

具体的な数字で比較してみましょう。

市販のアルカリ電解水は、100円ショップで購入できるものから、専門メーカーの高品質な製品までさまざまです。

一般的に、500mlのスプレータイプで300円〜1,500円程度が相場といえます。

一方、手作りのセスキ水の場合、セスキ炭酸ソーダは500gで300円〜500円程度で購入できます。

500mlのセスキ水を作るのに必要なセスキ炭酸ソーダは約5g(小さじ1杯)なので、1本あたりのコストはわずか3円〜5円程度です。

重曹も同様に、500gで200円〜400円程度で手に入ります。

200mlの炭酸ソーダ水を作るのに必要な重曹は約5gなので、1回あたり2円〜4円程度で済みます。

種類 500mlあたりのコスト
市販アルカリ電解水 300円〜1,500円
手作りセスキ水 約3円〜5円
手作り炭酸ソーダ水 約2円〜4円

この比較を見れば一目瞭然で、コストパフォーマンスは手作り品が圧倒的に優れています

日常的に使う洗浄水としては、手作り品を活用し、除菌が必要な場面では市販品を使うという使い分けがもっとも経済的といえるでしょう。


手作りアルカリ洗浄水を使う際の注意点

手作りのアルカリ洗浄水は便利なアイテムですが、使い方を間違えると素材を傷めたり、体に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。

安全に効果的に使うために、知っておくべき注意点を確認しておきましょう。

使用できない素材を事前に確認する

アルカリ性の洗浄水には、使用を避けるべき素材がいくつかあります。

掃除を始める前に、対象物の素材を確認する習慣をつけましょう。

アルミ製品や天然素材には不向き

アルミニウムはアルカリ性に弱い金属です。

アルミ製の鍋やフライパン、窓のサッシ、換気扇のフィルターなどにアルカリ洗浄水を使うと、表面が黒ずんだり、腐食したりする恐れがあります。

同様に、銅や真鍮(しんちゅう)などの金属にも使用を避けてください

また、天然素材も注意が必要です。

畳や白木、桐、籐(とう)などの素材は、アルカリ性の液体を吸収しやすく、シミになったり変色したりする可能性があります。

革製品やシルク、ウールなどの動物性繊維も、アルカリによってタンパク質が分解され、傷んでしまうことがあります。

これらの素材を掃除する場合は、専用のクリーナーを使用するか、目立たない場所で試してから使うようにしましょう。

ニスやコーティングされた面も避ける

アルカリ洗浄水は、ニスやワックス、コーティング剤を溶かしてしまう性質があります。

そのため、以下のような場所への使用は避けてください。

  • ニス塗りの木製家具
  • ワックスがけされたフローリング
  • コーティングされた眼鏡のレンズ
  • 液晶画面やタッチパネル
  • 自動車の塗装面
  • クリアコーティングされた製品

これらの場所にアルカリ洗浄水を使用すると、コーティングが剥がれて白く曇ったり、表面がざらついたりする原因になります。

とくに、高価な家具や電子機器、車などは取り返しがつかない事態になりかねません。

使用前に必ず取扱説明書を確認し、アルカリ性の洗剤が使用可能かどうかを確かめましょう。

素手での長時間使用は手荒れの原因に

手作りのセスキ水や炭酸ソーダ水は、市販のアルカリ電解水よりもpH値が低いため、基本的には素手で触っても大きな問題はありません。

しかし、長時間にわたって使用し続けると、手荒れを起こす可能性があります。

その理由は、アルカリ性の液体が手の油分を分解してしまうからです。

とくに敏感肌の方や、もともと肌が乾燥しやすい方は注意が必要です。

大掃除など長時間使用する場合は、ゴム手袋を着用することをおすすめします。

また、使用後はハンドクリームを塗って保湿ケアをすると、手荒れを防ぐことができます。

万が一、目に入ってしまった場合は、すぐに流水で十分に洗い流し、異常があれば医師に相談してください。

アルカリ性の液体は、目の粘膜に刺激を与える恐れがあります。

保存期間と衛生面に気をつける

市販のアルカリ電解水は、製造時に品質管理が行われ、長期保存が可能なように作られています。

一方、手作りのアルカリ洗浄水には防腐剤などが含まれていないため、保存期間に注意が必要です。

手作りのセスキ水や炭酸ソーダ水は、1〜2週間を目安に使い切るようにしましょう。

時間が経つと、空気中の二酸化炭素を吸収してpH値が下がり、洗浄力が低下します。

また、雑菌が繁殖する可能性もあるため、衛生面でも早めの使用が望ましいです。

保存する際は、以下の点に気をつけてください。

  • 直射日光を避け、涼しい場所で保管する
  • スプレーボトルは清潔なものを使用する
  • 使用期限を忘れないようにラベルを貼る
  • 濁りやにおいが出たら使用をやめる

面倒に感じるかもしれませんが、必要な分だけこまめに作るのが、もっとも安全で効果的な使い方といえるでしょう。


手作りセスキ水と市販アルカリ電解水を比べてみる

ここまで、手作りのアルカリ洗浄水と市販品の違いを見てきました。

では、実際にどのように使い分ければよいのでしょうか。

それぞれの長所を活かした賢い使い分け方を提案します。

軽い汚れには手作りセスキ水が経済的

日常的な掃除には、手作りのセスキ水がコストパフォーマンスに優れています

たとえば、油はねや食べこぼしのような軽い汚れであれば、セスキ水で十分に対応できます。

これらは、汚れがついてから時間が経っていなければ、スプレーして拭くだけで簡単に落とせます

毎日のちょっとした掃除にセスキ水を使えば、1か月のお掃除コストを数十円に抑えることも可能です。

また、無香料で二度拭き不要のため、赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心して使えます

環境にもお財布にもやさしい手作りセスキ水は、まさに家庭の味方といえるでしょう。

市販品はお手軽手間いらず

一方、市販のアルカリ電解水には、手作り品にはないメリットがいくつかあります。

まず、すぐに使える手軽さが挙げられます。

手作りの場合は材料を用意して混ぜたり加熱したりする手間がかかりますが、市販品なら購入してすぐに使い始められます。

忙しくて時間がない方や、掃除にあまり手間をかけたくない方には、市販品が向いているでしょう。

また、高い洗浄力と除菌効果も市販品の強みです。

pH12〜13という強アルカリ性により、以下のような頑固な汚れや除菌が必要な場面で力を発揮します。

  • レンジフードの蓄積した油汚れ
  • ガスコンロの焦げつき
  • 換気扇の長年の汚れ
  • まな板や包丁の除菌
  • 赤ちゃん用品やおもちゃの除菌
  • ペット用品の除菌・消臭
  • 感染症対策としての除菌

さらに、品質が安定しているという点も見逃せません。

市販品は製造工程で品質管理が行われており、いつも同じ効果が期待できます

手作り品のように保存期間を気にする必要もなく、使いたいときにいつでも使えるのは大きなメリットです。

このように考えると、日常の軽い汚れには手作りセスキ水、頑固な汚れや除菌には市販のアルカリ電解水という使い分けが、もっとも賢い選択といえるでしょう。


まとめ

アルカリ電解水を手作りする方法について、詳しく解説してきました。

最後に、この記事の重要なポイントを振り返っておきましょう。

本物のアルカリ電解水を家庭で手作りすることはできません

電気分解には専用の装置が必要であり、一般家庭で用意するのは現実的ではないからです。

しかし、セスキ水や炭酸ソーダ水といった代用品なら、身近な材料で簡単に作れます。

セスキ水は、水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を混ぜるだけで完成します。

炭酸ソーダ水は、重曹と水を鍋で沸騰させて5分間煮詰めることで作れます。

どちらも1本あたり数円という驚きのコストパフォーマンスが魅力です。

ただし、手作り品と市販品には違いがあることも忘れないでください。

市販のアルカリ電解水はpH12〜13と高く、洗浄力も除菌効果も手作り品を上回ります

軽い汚れには手作りセスキ水、頑固な汚れや除菌が必要な場面には市販品と、用途に応じて使い分けるのがおすすめです。

また、使用時はアルミ製品や天然素材、コーティングされた面への使用を避け、長時間使う場合はゴム手袋を着用するなど、注意点を守って安全に使用してください。

この記事を参考に、ぜひあなたも手作りアルカリ洗浄水を試してみてください。

環境にやさしく、お財布にもやさしいナチュラルクリーニングで、毎日のお掃除がもっと楽しくなるはずです。

 

お掃除に万能なアルカリ電解水マイヘルパーION MAXのご紹介

アルカリ電解水は、お掃除に万能な洗浄剤として注目されています。

中でも、マイヘルパーION MAXは、高品質なアルカリ電解水として人気の商品です。

マイヘルパーION MAXは、pH12.5の強力なアルカリ性を持つ「水」です。

苛性ソーダなどの危険性のあるアルカリではなく、電子イオンをたくさん持った特殊なイオン水のため、科学火傷や皮膚刺激はありません。

また、「水」であるため、小さなお子様やペットのいるところでも安心して使用できます。

マイヘルパーION MAXは、強力な洗浄力を持っています。

アルカリイオンが汚れと物体の間に素早く浸透・付着し、付着した汚れの周りと物体の表面は、マイナスイオン同士の働きで反発しあって汚れが取れます。

さらに、マイヘルパーION MAXは、除菌・消臭効果も期待できます。

pH12.5の強アルカリ性のため、大腸菌をはじめノロウイルスを不活化する効果があります。

食中毒の原因であるO-157や大腸菌、ノロウイルス、サルモネラ菌なども除菌するので、キッチン周りで使用するにも最適です。

マイヘルパーION MAXは、環境に優しい洗浄剤でもあります。

優れた洗浄力を発揮しながらも、”水”だから環境汚染がゼロ。

自然の力を最大限に発揮した人と環境に優しい商品です。

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